短編童話 Anansi and the Melon - アフリカの寓話
アフリカに伝わる寓話をもとにした短編童話 Anansi and the Melon(レベル4)を紹介します。
くだものが大好きだけれどもなまけものなクモのAnansi(アナンシ)。ヤギさんが大切に育てている大きなメロンを食べたようと、小さなとげでメロンの皮に穴を開けて、メロンの中に入りこみます。メロンをたっぷり食べておなかがいっぱいになったアナンシは、メロンに開けた穴から外に出ようとしますが、おなかがつっかえて出られません。
そこで、おなかがもとにもどるまでメロンの中で待つことにしたアナンシは…?
"Goat's melons look delicious!" thought Anansi.
― When Goat left, Anansi dropped into the garden. With a thorn,
he carved a hole in a melon. He crawled inside, and began to eat—and eat and eat!
「やぎさんのメロンはなんておいしそうなんだ!」アナンシは思いました。
― やぎさんがいなくなってから、アナンシは畑におりてきました。
アナンシははりでメロンにあなを開けました。メロンの中に入ったアナンシは、メロンを食べて食べて、食べつづけました。
Anansi rubbed his full belly.
― He tried to crawl out through the hole. But now he was too fat!
"I'll wait until I'm thin again."
Anansi grew bored while he waited. Anansi got an idea ― he could trick Goat!
アナンシはおなかをこすりました。
― あなを通ってはい出ようとしました。でも、今や太っちょすぎたのです。
「またほっそりするまで待っていよう。」
待っている間に、アナンシはたいくつしました。アナンシにいい考えがうかびました ― ヤギさんにいたずらしてやろう!
さて、アナンシはヤギさんにどんないたずらをしかけるのでしょう!?
無事にメロンの外に出ることができるのでしょうか!?
英語圏では、Anansi and the Talking Melonのタイトルでもよく知られたおはなし Anansi and the Melon をお楽しみに!